商品紹介

浸炭・窒化防止塗料マスカー

浸炭防止塗料はこれまで、酸化硼素ーアクリル樹脂系とベントナイトー水ガラス系の2種類のものが使用されております。前者は熱処理後、水洗除去できますが、溶剤としてキシロールを用いるため作業者の健康を害してきました。一方、後者は熱処理後、水洗除去できずショットブラストで除去せねばならず、かつ又昇温時、一部気化し、これが炉壁に付着し、耐火煉瓦を溶損する欠点がありました。
窒化防止塗料は、錫粉末ーアクリル樹脂系のものが使用されていますが、これも溶剤としてキシロールを用いるため作業者の健康を害してきました。
弊社では、昭和36年より、これらのマスキング溶剤の開発に取り組んでおり、今般、浸炭と窒化の双方を防止できる無公害の水溶性塗料を完成いたしました。
本塗料(マスカー)は従来品のように筆、浸漬あるいは塗布装置などによって防炭部および防窒部に0.3mm以上の厚みに塗布します。熱処理後、マスカーは温水で用意に除去できます。
保存中、水分が蒸発し、増粘したものは適当に水を加え撹拌調合してください。

■ 貯蔵有効期間・荷姿

貯蔵有効期間:1年
荷姿(NET):4リットル