商品紹介

鋼の窒化、浸炭、酸化防止塗料セラミック・ペイント

  • No.1(400〜600℃)・・窒化防止
  • No.√1(400〜600℃)・・イオン窒化防止
  • No.2(700〜1000℃)・・浸炭防止
  • No.3(1000〜1300℃)・・酸化防止
  • No.4(800〜1200℃)・・浸炭・酸化防止

セラミック・ペイントは鋼の熱処理過程における局部窒化、浸炭及び酸化を防止するセラミック塗料です。近年まで、窒化および浸炭防止には通常銅メッキが用いられておりましたが、公害問題や手数がかかり簡単に施工することが次第に困難になってきました。このほか、これまで各種の防止塗料も開発されて参りましたが、これ以って不完全であったり、垂れを生じたり、後処理が困難であったり、又高価なことなどにより、その使途に困惑をきたしております。
弊社では、これらの点に鑑み高性能で安価、かつ後処理の簡便なセラミック塗料の開発に努力し、今般ようやく皆々様の御期待に添えるような製品を作ることに成功しました。
セラミック・ペイントNo.1は400〜600℃(窒化防止用)、No.√1は400〜600℃(イオン窒化防止用)、No.2は700〜1000℃(浸炭防止用)、No.3は1000〜1300℃(酸化防止用)、No.4は800〜1200℃(浸炭・酸化防止用)の塗料です。

■ 使用法

  • 1. 鋼材に付着している油及び油脂類を溶剤あるいはアルカリクリーナーでよく洗浄して下さい。
  • セラミック・ペイントをよく撹拌して均一にしてから筆または刷毛で鋼材の浸炭、脱炭および酸化防止部分に塗布して下さい。通常1回塗布後、暫く乾燥してから2回目の塗布を行い、塗布膜を0.3〜0.5mm程度にして下さい。また、鋼材を直接塗料の中に浸漬しても結構です。そして、約1時間室温で乾燥して下されば万事OKです。但し、No.√1は塗布10分後バーナー若しくは熱風炉などで100〜300℃に加熱し、2回塗布して下さい。(塗膜の厚み:約30ミクロン)
  • 滴注式浸炭炉でセラミック・ペイントNo.2を塗布した場合、塗料に直接アルコール類が付着すると塗膜が昇華するのでアルコール類の噴射口に装置を設けたり、被浸炭物を金網で被覆し変成ガスを導入して下さい。
金網

■ 除去法

セラミック・ペイントNo.1は刷毛で軽くこすると除去できます。No.2は温水中に浸漬しておくと短時間に溶解致します。No.√1はワイヤーブラシでこすると除去できますが塗膜が薄いのでそのまま使用している場合もあります。No.3およびNo.4は冷却時一部剥離いたしますが固着したものはショットブラストで除去して下さい。

■ 保存法

No.1・No.√1およびNo.2には揮発性の溶剤が含まれて居りますので使用後は完全に密閉して保管して下さい。溶剤が蒸発し粘度が高くなった場合には稀釈液で適当に稀釈して御使用下さい。尚、No.3およびNo.4は水溶性の塗料ですので水で稀釈して御使用下さい。

■ 荷姿

  • No.1   窒化防止塗料・・・・・1kg 4kg
  • No.√1  イオン窒化防止塗料・・1kg 4kg
  • No.2   浸炭防止塗料・・・・・5kg
  • No.3   酸化防止塗料・・・・・8kg 25kg
  • No.4   浸炭・酸化防止塗料・・8kg 32kg
  • No.1・No.√1・No.2用稀釈液・・・4リットル・18リットル